僧帽弁閉鎖不全症 ② 心臓病専門医



心臓病専門動物病院にて。
先約のマルチーズちゃんの
飼い主さんと、院長の方に
行きたくてしょうがない、相変わらずなヒナさん。。
体に悪いから、これからは
あまり、大好きな人を見ても、興奮しないでね~。ヽ(´o`;
人間の子みたいには、諭せないのが辛いところ。。


ホームページ見てもちゃんとしてそうだし。
初診カウンセリングに、必ず
1時間半キッチリ取ってくれるのも
良いと思い、この病院にしました。

(後から知ったのですが
私が個人的に調べずとも
かかりつけの病院の紹介でも、
トリマーさんのわんちゃん達がかかりつけの、市内の別病院でも、
結局こちらが、心臓の専門病院として
紹介されたようです。)




耳に薬を塗られて、その後の指示なしと言うと、
「その薬は日本でも一般的だし、
とくんとくん、とかリズムよりも
早さと、ザッザッと聴こえる音
が問題です。
ちょっと、胡散臭いですね。」
と、首を傾げる先生。


しかし、病院からの紹介状も、カルテも無く
(予約はしたものの)飛び込みで来た私に。
「咳が治まってきてるなら
なぜ来たのですか?
どうして欲しいのですか?」
と、最初は私の顔色を、不思議そうに、伺う感じ。


(「心配性で過保護な飼い主が、
単なる風邪か何かなのに、心疾患専門病院に、何しに来た?」くらいに、
思われてるのだろうな。(^^;; )
・・・そう思いながら




「本当に心疾患か。
そうであるならどの段階か。
セカンドオピニオン的に
ハッキリとお伺いしたい。
ただそれだけです!」
と、告げる。

(この先生と、人として、合うのか不安。。
病院選びを、しくじったかしら?
ただでさえ、病気で不安な気持ち一杯なのに
正直、帰りたくなる私。。( ̄▽ ̄) )



「分かりました。
余計な検査はしたくありません。
今回は、血液検査、心電図、X線、心エコー
この4つだけ、させてもらっても宜しいですか?」




「30分ほどで終わります。
TVでも、ご覧になってお待ちください。」
長年通ってる飼い主さんたちは、
リラックスして待てるのかも知れませんね。
私は、心配で、とてもTVの内容など
頭に入って来ません。。>_<




検査後。
院長が血相を変えてやって来ました。

「ヒナちゃんは
ここへ初めて来るわんちゃんにしては
思ったより、状態が悪いです。


【心電図】
■ 心拍数 : 186/分。
これは、初めての病院で緊張してドキドキしてるレベルとは
明らかに違う早さです。


ヒナちゃんを横にした時、嫌だったみたいで
ワン!と鳴いたのが聞こえたと思いますが
その時のHR(心拍数)は、214と非常に高い。


■ 心雑音 : 3~4/6の、
ほぼ4と言って良いでしょう。
(6は聴診器を当てずとも
ザッザッと聞こえる、1番悪い状態。
ここへ初めて来るわんちゃんは、1~2が多い。)



【X線】

ヒナちゃんの心臓年齢は、
この写真だけで見ると
心臓の形と大きさから
(驚かせて)すみません・・・
私は12~13才かと思います。
心疾患で、実年齢8才は、ちょっと若過ぎる。
(同じ体重くらいの、正常な心臓は、ヒナちゃんより小さく、丸かったです。)


【心エコー】


写真右下。
弁が丸くなっている様子がはっきりと写っている。






これらのことから分かるのは、
健常なら10/10の血流量が、
左心房と左心室の間の帽弁が
完全に閉じない事で、3/10は漏れていて
体に7/10しか分配されず、足りていないので

心臓がそれを補おうとして
ドキドキの数を増やして、心拍数が速くなります。
初期症状なら1/10くらいなので、ヒナちゃんは、結構酷いです。

咳がピークに酷かった頃
帽弁を閉じる糸の役割の〝けんさく”が切れていると思われます。




ただ、ヒナちゃんの身体が
頑張って偉かったのは
血液検査の値は、どの項目もパーフェクトだということ。
(逆に言うと、血液検査の結果だけでは
心臓病は見つかりにくい)


肺に水も溜まっていないのが、とても良かった。
(溜まっていたら、薬の数が増える。
最高で7種類 飲んでる子もいるそう。)


そして最初の病院で言われた通りに過信して
半年放っていたら、確実に命を縮めていました。
今日来られて、本当に良かったと思います。



病名は、『僧帽弁閉鎖不全症』
の、中程度です。

大体レベル2~3で、そろそろ内服薬を始めますか?と飼い主さんに打診します。
「咳もまだ出てないし、見た目は
とても元気そうだし、薬はまだいいです」
という飼い主さんには、お薬は出しません。
しかし、ヒナちゃんは、レベル4ですから
是非、内服をおすすめします。


「できる限りの事は
してやりたいので、お願いします。」


最初は、どうされたいのか分からなかったもので
失礼しました。。
あなたは、獣医さんより凄いかも知れません。
病気全般を診る町医者では、完璧な判断は難しかったでしょう。

(実際は、心配で検索しまくっていた、
主人の判断だったのですが。。)



治療としては、血管拡張薬をメインに、
心臓をゆっくり動かす強心剤を少し飲み、
血流量を、7:3から、8:2へして行きます。



「一生飲み続けなければならないですか?
もう、治ったり、良くなることはないんですね?」



一生飲み続けるのかと言われれば、そうなると思います。
手術をして、ほぼ完璧に近い形で治す事は可能です。
ですが、何年後かに、また咳が出始める子もいます。
麻酔を伴う手術には、当然死のリスクもあります。



薬で、心臓病の進行を抑え
これから、ヒナちゃんが年を重ねて行った時に
他の臓器と実年齢が、心臓の年齢に丁度追いついて来て
最期は、理想的に老衰で
苦しまずに、終えれるようにして行きましょう。



(この言葉を聞いた時に、
私は、堪えていた涙が出るとともに
最初に先生を疑ってしまった自分を深く反省し(苦笑)

「とても分かりやすい説明を、ありがとうございました。
長いおつきあいになると思いますが
どうぞ宜しくお願いします。」
と、頭を下げていました。)




2週間後再診に来てください。
血液検査とエコーをさせてください。
心臓を最優先する薬のため
稀に、腎臓や肝臓に影響がある場合があるので
それを確認します。
薬が合わず、元気がなくなったりした場合は、再診を待たずにすぐ連絡ください。


血液検査の値は、正常値のほぼ中央値ですが、
ナトリウムとカリウムのイオン系だけが、正常値のギリギリ後半なので
いつ値が高くなってもおかしくありません。



この病気で1番大事なのが
塩分(ナトリウム)を控える事。
そして、体重と血液量は比例しています。
体重を減らすと血液も減り
心臓がぎゅっと小さくなり
弁に良いため、

1年かけてゆっくり、0・2kgだけ減らして行きましょう。
レントゲンを見ると、ヒナちゃんは少し
お腹に余分な脂肪が付いていますからね。
来院の度に、太っているというのは、ちょっとまずいのです。



次回問題がなければ
その後は3~4ヶ月に1度の検診で良いと思います。
病院に来る度に、ドキドキさせて
トラウマにさせては可哀想ですから
お薬は、郵送対応にさせていただきます。




(続く。食事について。)






= 参考 =



犬の慢性心不全について

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